【TVメモ】薄々分かっていたが映像で見るとやはり衝撃「縮小日本の衝撃 by NHKスペシャル(NHK)」
本日のTV番組:縮小日本の衝撃 by NHKスペシャル(NHK)
今年、国勢調査で初めて人口減に転じた日本。東京でさえ、2020年には減少になる。
「・・となると、どうなるのか」というお話を先に人口減になっている地方都市から紐解く特集。
いやあ、頭では理解していたが、映像で見るとテンション下がりますな。。
<チェック>
- 豊島区のお話
- 消滅可能性都市に指定されてからタスクフォースを組織して検討
- 元々は20代前半で流入超過、20代後半-40代で流出超過
(いったん東京に出て来て、家族ができて郊外に出て行く) - しかし、流入している20代前半層は既存層より年収が40万円低く、平均240万円程度。これでは結婚しないだろうし、税収にもつながらない
- 最近は東京オリンピック関連で30代も流入が増えているが、工事で不足する警備員的な仕事が増えているため。
こうした仕事は日給8000円、年収200万円程度なので、結婚もしないし、税収にもつながらない - 豊島区予想
- 2028には人口減少
- 2060年には100億円の税収不足
- 大幅に行政サービスを縮小せざるを得ない
- ちなみに、2040までには東京の全地域で人口減少
- 夕張の現状
- 最盛期11万から現在は9000人へ
- 公園、図書館廃止。病院も廃止
- 市長の手取りは158,000円。タクシー代等の経費は自腹
- 西陵団地の撤退戦。
意図的に住民を減らし、集約してコスト削減 - 地元高校への進学が8割から33%へ
- 行政サービスを住民が担う流れ
<所感>
人口が減少すると、空き家が増え、使用効率の悪い(少数の人にしか使われない)道路等のインフラが増えてくる。
人が減ると基本的には税収も減るわけで、今まで通りメンテナンスするだけのカネはない。
となると、いろんなモノのサービスレベルがどんどん落ちていく。
荒れ放題の道路、雨漏りがして地震が起きたら危険な保育園、荒れ放題の田舎の土地とかが次々と映し出され、「(進み方の濃淡はあるだろうが)いずれ日本中がこうなるんだぜ」というのは寒気がする。
とはいえ、間違いなく人は減るわけだから、かなりの確率でそうなるんだろうなあ。
個人レベルでの防衛策としては、元気のある人は「伸びている海外で勝負」ってことなんだろうが、それはそれでまた違う難しさがある。
あとは、せめて影響の少ない都会で働く、とかかな。
「公務員になりたい」って人はこの番組を見といた方が良いかも。
これを見れば確実に日本全国で公務員は大リストラ大会になることが分かる。
とはいえ、地方で公務員以外に職があまりないってことも理解できるので、そこは難しいとこかもしれないですが。。
「パソコン1台で世界相手に商売!」っていうのが、冗談でなく多くの日本人にとって頼みの綱になってくるのかもしれない。