実はテイクアウトが面白い 水餃子 by 山東(横浜中華街)
本日の一品: テイクアウト水餃子 by 山東(@横浜中華街)
餃子の山東と言えば、言わずと知れた横浜中華街の有名店。
ただ、僕は店は雰囲気を割と重視する方なので、中華街の店はあまりグッとこない。
とはいえ、山東の水餃子は美味い。
・・・という僕みたいな人におススメなのが、水餃子のテイクアウト。
安いし、待たなくて良い。また、驚きがあって楽しい。
行列をすり抜けてレジに行って、無愛想なお姉さんに声をかけ、テイクアウトをオーダーする。
この段階で優越感がある。行列を堂々とすり抜ける快感。
で、10個700円(税込み756円)なので、欲しい数を注文。
お楽しみはここからだ。
・・・何と、普通のビニール袋にガサッと冷凍餃子をそのまま詰めて渡される。
あのココナッツのたれは袋に入った粉状の状態で渡される。(ちなみに、最近はちゃんとビニールの袋入りになってマシになった。以前はアルミホイルに適当に包んであった)
なお、粉状のものに醤油かポン酢を入れてのばすと店と同様のたれになる。
だが、その辺は説明してくれない。
冷凍餃子をどう料理すれば良いかももちろん教えてくれない。
この辺が中華街クオリティー。
ただ、ふと思うのだ。
これが商売の原点ではあるまいか。
別にちゃんとした容器でなくても、食べられれば何の問題もない。
食べ物を売りたければ作って、適当な入れ物に入れて売れば良い・・・。
それが商売の原点ではないか。
今の日本は進歩しすぎて過剰に商売へのハードルを上げていないか。
中華街的に気軽に商売しても良いではないか。。
・・とか考えていたら、頼めば説明が書かれた紙をもらえることを最近知った。
聞かなかった僕が悪いと。
ということで、是非一度、冷凍餃子がガサッと入った普通のビニール袋をほいっと渡される衝撃を味わって欲しい。
それこそが中華街体験だと思うのだ。
<本日の採点>
商売って実はそれで良いんだよね度 ★★★★
あ、ちなみに味は店で食べるのと同じです。
美味しいですよ。