【TVメモ】意外に示唆的なヒット番組ポリシー「人生のパイセンTV - 短パン社長の回(フジテレビ)」
本日のTV番組:人生のパイセンTV - 短パン社長の回(フジテレビ)
典型的な深夜ノリのテレビ番組。
この番組で言う”パイセン”とは、
「人からバカだと言われようが己のポリシーを貫き人生を謳歌している先輩」
とのこと。
・・・ということで、良くも悪くもちょっと突き抜けた感じの趣味嗜好を持つ方々が登場して、そのこだわりを存分に披露する感じの番組。
この手の番組はTV東京が多いが、フジテレビと知って驚き。
有名タレントを担いでとにかくチャレンジしない社風がすっかり定着した感のあるフジテレビでこんな番組を作るんだなあ、と。
<チェック>
有名人でもない番組が見いだしたシロウトである、”短パン社長”と番組のディレクターが表参道を歩く。
で、短パン社長のこだわりである”股下10cm以下(注:小学生の運動着レベルの長さである)”の短パンを広めるというのが番組内容。
具体的には、
- 短そうな短パンを履いている人を見つけて声をかける
- 短パンの股下を計る
- 10cmを超えている場合(普通は超えているわけだが)、「正しい短パン」にすべく、10cm以下に切ろう、と提案する
- ノリの良い人は切るし、普通の人は切らない
という企画。
で、MCから番組の名物ディレクターに「有名人も誰も出てないのに、なぜこの短パン企画がヒットするんだろうね?」と問いかけられた際に、ディレクターの回答は、
「他がやってないことをやってるからじゃないですかね?」
とのこと。
<所感>
頭を使わずにちょっと面白いものを見たい時にはちょうど良い番組。
有名人を使わない、当たり外れが大きそうな(というか、外れそうな)くだらない企画を「他がやってないけど、面白そうじゃん!」ということでやってみるのは、大企業では結構難しい。
(だからこそ、TV東京はそこで勝負するわけで)
TV局のバラエティーだから一般企業よりはマシな気もするが、近年のフジテレビを見ていると、”あの”フジテレビでこんな企画をやって当てたというのは結構な覚悟だと思う。
チャラそうだけど、あのディレクターはすごいと思った。
・・俺もリスクを取って「他がやってないこと」をやってみないとなあ。